1、「こども自然公園のゲンジボタルおよび生息地」市指定(天然記念物)公開 大池町65-1の一部
平成4年(1992)に市の天然記念物に指定されました。
源氏ホタルは6月中旬頃から下旬にかけて
平家ホタルは源氏ホタルより一か月遅れで見られます。
ホタルは甲虫のように前翅が硬くなり、腹部を覆うようになった甲虫の仲間です。世界には約2000種のホタルが知られていますが、日本には50種程が生息しています。
ホタルは熱帯起源の昆虫であるため、北に行くほど種類は少なくなります。そのため、日本のホタルの多くは南西諸島に生息しており、横浜には7種類、北海道には4種類しかいません。
源氏ホタルや平家ホタルのように幼虫時代を水中で生活し、
カワニナやモノアラガイなどの巻貝を捕食するホタルを水生ホタルと呼ぶのに対して、雑木林のような樹林地で生活し、蝸牛などの陸貝を捕食するホタルを陸生ホタルと呼びます。
横浜にいる7種類のうち、源氏、平家以外は陸生ホタルで、出現時期は源氏、平家と同じ時期ですが、ほとんど発光しないため、たとえ見かけてもホタルと認識されることは素人にはできないようです。
・源氏ホタルは背の黒い筋が細かく十字模様。
・雄雌の見分け方は源氏、平家とも雄は発光器が2節ある。
2、嶋崎金子稲荷のタブノキ : 市指定文化財(天然記念物)公開 西川島町59-6
昭和63年(1988)に市の天然記念物に指定されました。
細い坂道を上るとお稲荷さんのがある。このお稲荷さんは1昨年の火災で全焼し、天然記念物のタブノキへの影響も心配されたが、現在は、お稲荷さんも再建され、タブノキも影響なかった。推定樹齢300年と云われる立派なタブノキがお稲荷さんを抱くように枝を張る巨木です。