***旭区の桜***

 

 

 

[染井吉野(そめいよしの)]

 

江戸末期に、染井村(現・東京豊島区。染井霊園)の植木屋がエドヒガンザクラ(葉よりも花が先に咲く)とオオシマザクラ(花が大きい)とを人工交配して作りだした。

 

 

 

当初は、桜の名所である吉野山にちなんで「吉野桜」「吉野」という名前で売出して全国的に急速に広まったが、吉野山のヤマザクラとは別種であることから「染井吉野」と命名された。

 

 

 

成長が早く、葉がでるより先に美しい花が咲くことから日本全国に広がり、日本全体の桜の約8割を占め、桜の代表品種として親しまれている。

 

成長が早い半面、60年程度が寿命と云われている。

 

戦後日本の象徴として全国的に広がった染井吉野が、寿命期に加え害虫の被害が広がっている「アカクビツヤカミキリムシ」が広範囲に確認され被害が広がっている。次世代を担う桜が染井吉野に代わり、ジンダイアケボノに植え替え中と云われています。