観音巡礼
観音の正式名称は、
法華経では観世音菩薩
般若経では観自在菩薩
観音巡礼は三十三ヵ寺の観音様をお参りする巡礼です。西国・坂東・秩父合わせて百観音を巡り朱印を頂いてきます(有料)
旭区内にも百観音を巡った証の供養塔が数基確認されています。(中原街道淵、鶴ヶ峰本町等)
お経の中に観音経(法華経の一部)があります。
その中に、観音様は33の姿に変化して、人々を救う事が書かれています。そのことが三十三ケ寺のお参りの由縁となっています。
始まりは、古く、奈良時代、養老2年(718)に徳道上人が仮死状態に陥った時に閻魔大王から33の御法印を頂き極楽行きの保証と現世利益の為に幾内に33ヶ寺開いたのが日本の霊場巡りの始まりと言われていますが、時代背景の中で中断されてしまいます。
その後、平安時代(永延2年)65代花山天皇により再興されたのが今の、西国観音霊場です。
鎌倉時代に入ると、源氏一族の帰依によって、頼朝、実朝らの武家たちによって、坂東の地に(鎌倉を中心に関八州)に、坂東三十三ヶ所観音霊場ができる(異説あり)
さらに、鎌倉時代文暦元年(1234)秩父に三十四ヶ寺ができて、西国、坂東、秩父、合わせて100観音霊場として発展してきました。